hisomaのブログ

ハーレー乗りの親子ブログ

鉄馬と僕と父さんPart9

待ち合わせ場所に着くまで荷台に乗せた荷物が気になって仕方がなかった。なにせ初めての荷物を積んで走るのだから走ってる最中に落としたら大変だど思い信号待ちで何度も確認した。

無事に待ち合わせ場所に到着したが鉄馬から降りて荷物の再確認をした。大丈夫のを確認しコーヒーを飲んで父さんと今回一緒に行く仲間を待った。丁度、コーヒーが飲み終わる頃、遠くの方から重低音の音が近づいて来るのがわかった。この音は紛れもなく父さんの鉄馬の音だ。

しばらくこの重低音の音を聞きコーヒーを飲み干した。

鉄馬と僕と父さんPart8

忘れ物はないかルートは大丈夫かと色々と日中は慌ただしかった。

興奮で家族との会話も弾む。晩御飯を食べている時、嫁から「明日は何時に行くの?」と質問された。私は「朝の5時に出る」と告げた。

明日も早い為、いつもより早めの就寝についた。目覚まし時計の針が午前4時頃に目が覚めた為、早々と支度をし外に出た。今日も晴天也と呟き鉄馬の元へと駆け寄った。カバーを外し黒く輝く鉄馬を見るなり「ニヤリ」と顔が歪んでしまう。出発まで時間がない為、急いで鉄馬に荷物を積み始めた。前日に何度も荷物を積む練習をしていたが中々上手くいかない。途中で落ちてしまったらどうしようとか色々と考えてしまった。どうにか荷物を荷台に縛り付け準備は完了した。朝から汗だくだった。そうこうしていると嫁達が寝室から起き出してきた。「おはよ」嫁が「晴れて良かったね。」と優しい声で言葉を交わしてきた。私は一言「うん!」と返した。時間もなかったので一通り忘れ物がないか確認し嫁に「行ってくる」と言うと嫁は「初めての長距離だから無理しないでね。」とまた優しく言ってくれた。「分かった。休憩の度に連絡する。」と伝えて、嫁達の見送りを後にし玄関の扉を開いた。いざ長野県の白樺へ!

これから一緒に旅する鉄馬に命を吹きかけた。荷物でいっぱいになった鉄馬に跨り父さんの待つ待ち合わせ場所へ。

鉄馬と僕と父さんPart7

話を戻していきたいと思う。

ぼくの鉄馬を囲むように父さんと色々と今度、どこに走りに行こうかとたわいもない話で盛り上がった。父さんはキャンプツーリングにはまっていた事もあり秋口にキャンプツーリングに行くこととなった。色々と話をして行くうちに興奮を抑えることができなくなっていた。

「早く行きたい」という気持ちが強くなって言った。その前にキャンプ用品を揃えなくてはならなかった。寝袋は父さんに貰っていたので、取り敢えずはテントを買わないといけなかった。まだ、日にちはあるためお小遣いを貯めることにした。デスカウトショップに目星いを付けていたのでその金額になるまでひたすら我慢をし遂に手に入れた。出発前の2週間だった。

早速、庭に設置してみた。本番当日にテントを立てれなかったらダメだと思い練習も兼ねていた。その晩はテントの中で寝てみた。やはり布団の中で寝るのとは違う。車の音もうるさく安眠とは程遠いかった。それでも、やはり楽しみだった。まるで子供のように心の中はワクワク感で満タンだった。そうこうしていると出発前日になった。